Birks Works/ Dizzy Gilespie with Milt Jackson / The Champ (Savoy)/
- 右掲のサヴォイ盤「The Champ/ Dizzy Gillespie」は、モダンジャズの黎明期とも言える’50年代初頭の録音ですが、この盤中で御大のオリジナル曲「Birks Works」を初録音した時に、小奇麗なセカンドリフを使っていたことを思い出しました。
- ちょっと動画も探してみると、ここに動画がアップされていました。ちなみに、この「Birks」はデジガレ御大の本名「John Birks Gillespie」の一部です。
御大のデジガレさんがリードして、
後にスタンダード曲になった自作のテーマが提示されます。このテーマは今ではお馴染になっていますが、まだSP全盛期の録音なんで3分強という簡潔な演奏ながら、しっかりとしたソロ回しがあって、最後にKenny Burrellのギターまであります。「さて、締めですかねぇ・・・」と思った2分20秒頃に、
「一寸御口直しに・・・」てな感じで、バイブのBagsが30秒足らずながら、キレイなセカンドリフを入れて来ます。セカンドリフを入れる役目は御大ではなく、その盟友とも言えるバグスが仕込み役で、Burrellもユニゾンで付き合っているのが聴き取れますね。
- 全体をもう一度聴き直した感じでは、SP時代だから3分間芸術なんですが、その短い演奏時間の中でも律儀にソロを回し、オマケにセカンド・リフまで付ける等、中々良い演奏仕上がっていることを再確認した次第です。
- この録音以外でも、「Junior!/ Junior Mance」盤や、「Birks' Works/ Dizzy Gillespie Big Band」盤でのこの曲の演奏にも、似た感じでの展開がありますが、それはまた別の話とします。
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